2024.07.27 ⇔ 2024.09.16
サマー・アート・トリップ 2024《モネの睡蓮》
終了
夏は睡蓮の最盛期です。
「水の庭」では、ジヴェルニーのモネの庭から譲り受けた温帯スイレンや、モネが夢見た青い熱帯スイレンなど、約20種類が水面を彩ります。真夏のピーク時には300輪以上が咲き誇り、太陽の下で宝石のように輝きます。
この特別な季節に合わせ、「モネの睡蓮」をテーマにした限定メニューの提供や、イベント、グッズ販売などを行います。
『ハーブティーソーダ<青い睡蓮>』睡蓮のコースター付き…600円(税込) 提供:カフェモネの家
『モネのかき氷 すいれん』ブルービーのマグネット付き…1,000円(税込)
提供:リヴィエラの小屋カフェ(ボルディゲラの庭)
『モネのかき氷 ローズ』…1,200円(税込)
提供:リヴィエラの小屋カフェ
『モネのかき氷 ジンジャー』…1,200円(税込)
提供:リヴィエラの小屋カフェ
『レインボーペンシル』…440円(税込)
一本の芯の中に4色(赤青黄緑)が練り込まれた色鉛筆です。
販売:ギャラリー・ショップ
<ぬり絵イベント>
モネの睡蓮を塗って、お得なプレゼントをゲットしよう!
ギャラリー棟1Fの休憩スペースに、期間限定でぬり絵コーナーが設置されます。
ぬり絵をして、その用紙の裏に①郵便番号、②住所、③氏名、④年齢、⑤電話番号を書いて応募箱に入れると、抽選で5名様にオリジナル鉛筆などお得なプレゼントが当たります!
【インタビュー】「夏の睡蓮の魅力」 水の庭責任者(庭師) 弘井創太
モネの庭の「水の庭」では、夏にどのような種類のスイレンが見られますか?特に珍しい品種はありますか?
青を中心とした熱帯性スイレンが広がっています。
中でも”ブルー・ギガンティア”は原種系で水深も必要な品種で、あまり見られないと思います。何よりあの青い色は何とも言えません。今年は少し多めに池に入れています。
また、数は少ないですが夜咲きの品種もあり、ロータス(白)は目を引くと思います。
スイレンが最も美しく咲く時間帯を教えてください。(※スイレンは午後から花を閉じる性質があります)
日が低い方が良いです。青が開くのは9時半から10時半。その時間はゴールデンタイムで、夜咲きもあり、咲き揃っておすすめです。
≪夏のスイレンの開花時間≫
[温帯スイレン]・・・9:00〜12:00(*赤は14:00まで)
[熱帯スイレン]・・・9:30~16:00(*夜咲きは9:30まで)
※気候や生育状況によりスイレンの開花時間は変動します。
温帯スイレンと熱帯スイレンの違いについて説明していただけますか。
花の咲く位置が大きく異なります。水面で咲くものが温帯で、持ち上げて咲くものが熱帯です。
あとは葉っぱの形とサイズ感、熱帯はより大きくてワイルドで葉のふちに鋸歯(ギザギザ)があります。色のバリエーションも熱帯が多いです。
スイレンの管理で特に気を付けていることは何ですか?
十分な日光を確保することです。絶え間なく花を咲かせるため、咲き終わった花柄を取り除き、葉っぱのトリミングを行って株元まで光が届くようにしています。
また、全体を見てモネの世界観、絵に近づくように手入れをしています。
スイレン以外に、夏の「水の庭」で見所となる植物や風景はありますか?
まもなく咲き始めるミソハギは、特におすすめの植物です。また、コウホネも見逃せません。コウホネは花が終わった後も、花柄がオレンジ色で綺麗です。
風景としては、ボートが浮かぶ木陰のエリアが特に魅力的です。水面が広がる様子は涼やかな印象を与え、心を落ち着かせてくれます。
来園者にスイレンの魅力をより深く感じてもらうための、おすすめの鑑賞方法はありますか?
「ボルディゲラの庭」を訪れることをおすすめします。ここでは、風が吹いた時に熱帯スイレンの香りがふわっと漂い、五感で楽しむことができます。多様な品種やロケーションの違いに注目し、庭全体との調和を観察してみてください。
単なる地中海の植栽表現ではなく、モネの絵画を思わせる芸術的なデザインも魅力の一つです。スイレンの美しさと環境との調和を様々な角度から楽しんでいただければと思います。
開催日 | 2024年7月27日(土)〜9月16日(月・祝) |
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